2.22(水)ON SALE
著名人が選ぶ「死ぬまでにこれは観ろ!」はこちら

パピヨン

“自由を勝ち取る”ということは”生き続ける”こと。

そして、決して諦めないこと。挫けそうな時、必ず観直す映画のひとつ。

小島秀夫(ゲームクリエイター)

コックファイター

人生を賭した情熱を、最も理解してほしい相手から結局全否定されてしまう主人公の姿は、「ロジャー・コーマン製作映画史上、 二本しかない赤字作品のうちひとつ」という汚名を背負った、この報われないフィルムの行く末、そのもののようでもある。

後世の観客として、せめてその存在を記憶に留めておきたい。

ライムスター宇多丸
(ラッパー・ラジオパーソナリティ)

カサンドラ・クロス

細菌に感染したテロリストが列車に紛れ込むというシチュエーションが凄い。ハリウッドのパニック映画ではなくヨーロッパのパニック映画。ソフィア・ローレンの存在感がハリウッド映画にはない重厚感をパニック映画にもたらしている。

立川志らく(落語家)※キネマ旬報 2018年8月上旬号より抜粋

フェイシズ

悪夢のような笑いに満ちた長い夜。

だが笑顔の奥に潜むそれぞれの闇に気がつくと、全てがスリルな駆け引きと化す。

激しく揺れる熟年男女のフェイシズに執拗に迫る傑作心理劇。

長塚圭史(劇作家・演出家・俳優)

パラダイス:愛

人生は決してパラダイスではない。

でも、笑っちゃうほど無様で痛々しい人間の欲望を、虚しくなるほど美しく描いたこの映画に出会えるなら、その人生はもうパラダイスだ。

松山梢(映画ライター)

ネイキッド

何者でもない22才の僕が身も心も酔いしれた94年のベストにしてマスターピース!マイク・リー監督の繊細で衝動的な感覚と生き様に打ち震えろ!

ぜひ若い世代に観て欲しい!!

清水崇(映画監督)

ハンバーガー・ヒル

徹底したリアリズム、いい意味でえぐい。昔良かった作品を観直しがっかりすることはありますが、本作は今なお壮大なエンタテインメントとして、鮮明に当時の想いがる。映画を観るきっかけとなった一本です。

松永大司(映画監督)※キネマ旬報 2018年8月上旬号より抜粋

エディット・ピアフ~愛の讃歌~

彼女にとって歌は生きている証であり、愛は人生の意味だった。求めるものは決して特別なことではなかったはずなのに、いつも手から溢れるようにして消えていく。不条理な過去や人生に付きまとう孤独。ぽっかりと空いた心の穴を埋めてくれる歌の存在。

愛の喜びや別れの悲しみのたびに深さを増していく彼女の歌と、どんな時も自分に正直に生きようとする彼女の姿勢に心を打たれた。

木下ココ(モデル)

パピヨン

この役者うまいな、誰だろう。あれ? ダスティン・ホフマンか!」と思うほど彼の演技に改めて驚かされた。もちろん、スティーヴ・マックイーンも圧巻で、二人の共演だけでも死ぬまでに観る価値がある。

井之脇海(俳優)※キネマ旬報 2018年8月上旬号より抜粋

オープニング・ナイト

演劇を観る以上に、映画で演劇を観た感覚になる。映画の可能性、劇中劇のシーンの反復、それにおける哀愁。今の自分には到底辿りつけない境地で、カサヴェテスで一番好きな作品です。

松居大悟(映画監督)※キネマ旬報 2018年7月上旬号より抜粋

シリアル・ママ

ディヴァイン様を降臨させたウォーターズ監督作の中でも、オネエ人気1位はコレ!二の腕ぷるぷるさせながら出刃包丁持って走るキャスリン・ママンに殺される前に観て~!

 

ブルボンヌ(女装パフォーマー)

断絶

誰もがいつかはブレーキをかけ、青春を終わらせなければならないとしたら…。文字通り映画を「断絶」することで、走り続ける日々を永遠に焼き付けた唯一無二の伝説的作品。

小野寺系(映画評論家)

エディット・ピアフ~愛の讃歌~

ピアフは47歳で他界したが、晩年は60代のように老け込んでいたと言われています。若干30歳で、10代から40代まで一人で演じきった、マリオン・コティアールの圧巻の芝居に胸打たれる。

愛する人を失った悲しみを、歌にするシーンは鳥肌。

有村昆(映画コメンテーター)

カプリコン・1

大胆な発想が面白すぎて試写で二度見。世間ではこの映画がきっかけで実はこうだったかも的論議が始まり大盛り上がり。にしても全面協力したNASA。懐が……深く大きい。この宇宙規模のウソは、死ぬまでに観ないと。

襟川クロ(映画パーソナリティ)※キネマ旬報 2018年8月上旬号より抜粋

<順不同・敬称略>