監督名を偽ったデニス・ホッパー作品。黒いランジェリーに異常に燃える殺し屋の話。ボブ・ディランも彫刻家役で出てたヘンな映画。死ぬまでに観なくていいけど観ても損なし。

残酷の果てに新たな地平は開けるのか？という、ある意味哲学的な問いをどこまでもエグく描いた名品。

ダンサー・イン・ザ・ダークの監督が、
さらにダークサイドの男女を描き、
世界中で賛否両論を巻き起こした超問題作。
しかし、ここまでやるか！

1977年当時劇場へ行って、怖くて途中で独り席を立ちたくなった思い出も鮮やかに････以来いったい何度、見直したことだろうか。Viva！ ダリオ・アルジェント！

突っ込みどころも満載の怪作ではあるが、いいのです。
これを観られただけでも生きてきて良かった････。Viva！ ダリオ・アルジェント！

「この丘は俺たち全員をミンチにしようとしている」。TV放映の予告で流されたこの一言で、どんなに恐怖を感じたことか！！ 『プラトーン』よりもリアルで壮絶なベトナム戦争がここにある！

ユーモアはここで学んだ！
病院前で出された”大喜利のお題”に対し、主人公の出した回答がホント素晴しい！！座布団2000枚デス。

極彩色の映像と脈絡のないショック・シーンと微塵も理解できない話の展開。そこにキース・エマーソンの音楽。あらゆる要素があまりに支離滅裂すぎて愛さずにはいられない！

あわてるな！あせるな！そして、がっつくな！集団ヒステリー、集団パニックから身を守るには、やはりあせったらダメなのだ。見ておけばもしものときにきっと落ち着いて行動できるはずです。命をたいせつに！みんなで見よう！

俺はよく日常会話で「ヘルレイザーみたいな顔するなよー」とか言いますが、中にはヘルレイザーみたいな顔がどんな顔なのかわからないやつがいる。「ヘルレイザーみたいな顔」という言葉でなければ言い表せない顔、表情はたしかにある！お願いです。会話を円滑にするためにも見てください。怖いけど。

不謹慎なルールで行われる殺人レースに参加したすごい顔の男たちとやらせてくれそうな女たち。実際、やらせてくれたりするのだが、それより驚くのはすごい顔したふたりのレーサー！デヴィッド・キャラダインとシルヴェスター・スタローン！「もう、あんたらならなにしても許す！」そんなムードがこの男たちにはある。普段悩んでるほとんどのことがチマチマしたどうでもいいことに思えてくる。2000という数字は浮世離れ度2000%だ！

「ヒィ～～～ッハァ♪　陽気なテーマソングと不快な猟奇殺人が頭にこびりつく怪作。狂人がどう見ても2000人もいないのはご愛嬌だよ！」